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「うははははは! ひーっひひひひひ!」
ランルドルネは、腹を抱えて笑っていた。
「ひどい、ラニー! 笑いすぎです!」
さすがのファリーナも叫ぶ。
「だって、だって」
ランルドルネは、笑い涙を拭いながら言った。
「見てよ、ファル。この口元! あんたも悪党だねえ。おかしすぎ!」
「もう、知りません! ラニーなんて、嫌い!」」
ファリーナは、ぷいと顔を背ける。
「ごめん、ごめん、ファル」
ランルドルネは、背中を向けるファリーナに抱きついた。
「冗談だってば。怒んないでよ。はい、笑って、笑って」
そう言って、ランルドルネは、ファリーナのわき腹をくすぐった。
「あははは。いや〜、やめてラニー」
身をよじるファリーナ。
「うふふふ。ホント、かわいいんだから。ファルってば」 |
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