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「あーはははは! ひーひひひひ!」
ランルドルネは、腹を抱えて笑っていた。
「ラニー、笑いすぎです!」
ファリーナが、ぷっと頬を膨らませる。
「だ、だって、ひーひひひひ。おかしい! 似合わない!」
「これは、わたしが殺し屋になったらどうなるかという想像図です」
「殺し屋?」
ランドルドルネは、笑い涙を拭きながら言った。
「ぷっ。ファリーナが人なんか殺せる分けないじゃんか」
「そ、そうですけど。でも戦争となればそうも言っていられません」
「バッカねえ。あんたは、お姫様なんだから、そんな心配しなくていいの」
「たとえ、プリンセスであろうとも、戦場では関係ないです」
「だからぁ、戦場になんかいく必要ない。というか、こんな細い腕じゃ、行っても無駄だよ」
「どうしたら、ラニーみたく強くなれるんでしょう」
「あたしはクリシュナ人だからね。もともと、運動神経がいいのさ」
「そうですか」
ファリーナはそう言いながら、じっとラニーの腕をみた。
「なによ?」
「太いですね、腕」
「なに! なんてこと言うのこの子は! あたし太くないわよ!」
「でも、わたしより太いです」
「あんたと比べりゃ太いけど、太くないの!」
「気にしてるんですか?」
ファリーナは、ランルドルネをからかうように首を傾げる。
「こいつ。そーいうこと言う子は、お仕置きよ!」
ランルドルネは、ファリーナに抱きついて、くすぐり攻撃。
「きゃーっ! ごめんなさい! いや、やめて!」
怪しい雰囲気になってきたので、このへんで…… |
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